これがあれば家にコウモリがいるかも?侵入されたら掃除・消毒は!?

害虫対策
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コウモリは暖かい時期になると活動が活発になります。野生のはずなのに、家の中に入ってきたことがあるという家庭もあるのではないでしょうか。家に入ってきたにも関わらず気づかない家庭もいます。コウモリは衛生面でも外のある動物です。家の中にコウモリが入っていないか確認する方法と掃除・消毒方法についてご紹介します。

コウモリが家に入ってきたのはなぜ?

なぜコウモリが家に入ってきたのか気になります。コウモリは暖かい時期の8月〜10月頃になると、親から巣立ったコウモリが新たな住まいを求め、巣を作り始めます。新たな住処が人間の家になってしまいます。人の家に住処として入ってきてしまう理由は下記3点です。

  • 天敵から身を守れる
  • 光が刺さない場所が好き
  • 古い家屋はより侵入しやすい

コウモリにはフクロウやカラスなどの天敵がいて、身を隠す必要があります。日本の家屋には換気口、屋根裏、雨戸の戸袋やエアコン室外機裏に侵入し天敵から身を守ります。苦手な光がすくないため、好みやすい場所です。コウモリは体長が4cm〜6cmで2cmほどの隙間でも侵入できます。古い家屋の場合、隙間が多いため、侵入経路も多く好んで住みやすい環境です。

以上からコウモリが新しい住処に人の家に入ってきてしまうことがあります。

コウモリが家の中にいるかも!注意すべきポイント3点

コウモリが家の中にいるにも関わらず、気づかない人もいる可能性があります。下記3点のいづれか、または全て当てはまる場合は、コウモリのいる可能性があるため、注意しましょう。

  • 5〜10mmの黒や茶色の粒がある
  • 雨戸や窓のサッシなどに白い液垂れ跡がついている
  • 夜に物音や鳴き声がする

順に詳しく説明しましょう。

5〜10mmの黒や茶色の粒がある

雨戸や窓のサッシ近く、換気口近くなどに5〜10mmの黒や茶色の粒があれば、コウモリがいる可能性があります。黒や茶色の粒はコウモリの糞で、ネズミの糞と似ていますが下記特徴があります。

黒・茶色
硬さパサパサでもろく、崩れやすい
見られる時期夏や秋など暖かい時期

海外で生息するコウモリの糞からは狂犬病やエボラウィルスなどの病原菌が確認されています。日本に生息するアブラコウモリの糞からは寄生虫のみ見つかり、病原菌は見つかっていません。しかし、野生であるためいつかは病原菌が糞に紛れてしまう可能性があります。日本にいるコウモリの糞には寄生虫がいるため、素手で直接触れないようにしましょう。白い液垂れ跡が家の壁づたいや雨戸などにあり、黒や茶色の粒がある場合はコウモリのいる確率は高いです。

雨戸や窓のサッシなどに白い液垂れ跡がついている

雨戸や窓のサッシなどにある白い液体は、コウモリの尿である可能性が高いです。家の壁づたいに白く縦に垂れた跡があれば、コウモリが来た証拠となります。コウモリの尿はもともと透明か黄色ですが、乾くと白色に変わります。コウモリの尿からは病原菌に関する情報はないようですが、不衛生なため触れないようにしましょう。

夜に物音や鳴き声がする

家の中で夜にガサガサという物音や鳴き声があれば、コウモリが侵入している可能性があります。コウモリは夜行性であるため、日中は睡眠し物音を立てません。コウモリの身長は小柄ですが翼は15cm前後と大きく、活動の際は物音が大きいです。鳴き声は「キー、キー」と高い音で、騒音の元にもなります。家の中で夜間に物音や鳴き声があれば、コウモリがいる可能性があるため、早めに駆除を検討しましょう。

コウモリが家にいた場合の掃除や消毒方法

コウモリが家にいて、糞などが落ちていたら速やかに掃除や消毒を行う必要があります。糞は不衛生であるため、早めに除去し消毒をして健康に害が出ないようにしなければなりません。一般家庭でも対応は可能ですが、自分で行うのは不安、完全に消毒を行いたいなどの場合は業者に依頼してみましょう。コウモリが家にいた場合の掃除・消毒方法を下記4つの手順でご紹介します。

  • ゴム手袋・マスク・ゴーグルなどをつける
  • 捨ててもいい掃除用具で糞を回収する
  • 除菌用のエタノール・次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒
  • 掃除後は手洗い・うがいをしっかりと
  • 不安なら業者に任せる

上記はあくまでも家庭でできる掃除方法です。自分でコウモリの糞の掃除を行う場合は、あくまでもご自身の責任の上で行ってください。

①ゴム手袋・マスク・ゴーグルなどをつける

不衛生な糞を触れることのないように次にあげる6点を装着し、使用後は再使用を控えましょう。

  • ゴム手袋
  • マスク
  • ゴーグル
  • 捨ててもいい服
  • 帽子
  • ヘアゴム(髪が長い場合)

日本に生息するアブラコウモリの糞には寄生虫がいるだけですが、野生であるため未確認の病原菌が糞に紛れている可能性があります。糞を触れないようにしっかりと防護して掃除しましょう。

②捨ててもいい掃除用具で糞を回収する

糞を回収するために次の掃除用具を用意しましょう。糞は不衛生なため、再利用をしないよう、捨てられるものを使用する必要があります。100均やホームセンターなどで安価な掃除用具が販売されているため、購入し掃除をしてもいいでしょう。

  • ほうき
  • ちりとり
  • ゴミ袋

ほうきとちりとりで糞を回収し、ゴミ袋は2重3重にして廃棄しましょう。雑巾を使用する場合は、衛生面から使用後は廃棄しなければいけません。

③除菌用のエタノール・次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒

糞を廃棄したら、糞が落ちていた場所を除菌する必要があります。除菌用のエタノール・次亜塩素酸ナトリウムなどを活用し、除菌を行いましょう。雑巾を使用する場合は、使用後は廃棄する必要があります。

④掃除後は手洗い・うがいをしっかりと

掃除が全て終わり、防護服やマスクなどを廃棄したあと、速やかに手洗い・うがいをしましょう。ゴム手袋やマスクを装着していても、念の為、洗い流すこと、体内に不衛生な物質を極力取り込まない必要があります。時間に余裕があれば、シャワーを浴び、全身衛生的になることもおすすめです。

⑤不安なら業者に任せる

自分で掃除をするのが不安であれば、コウモリ駆除業者に依頼をしましょう。掃除やコウモリの糞の掃除には細心の注意を払わなくてはなりません。また、誤ってゴム手袋が外れたり、糞に触れてしまったら衛生面が気になります。コウモリ駆除業者は駆除後に必ず掃除や除菌作業も行うため、頼ることができます。

自分で掃除や消毒作業をするのが不安であれば、業者に依頼して行ってもらいましょう

コウモリが家の中にいた!追い出すには業者に依頼を!

コウモリが家の中にいた場合、追い出さなければ居着いて、越冬してしまいます。素人では追い出したり侵入防止は難しいため、業者に依頼しましょう。コウモリは鳥獣保護法に定められていて、殺害してはいけない動物です。家庭でよく見かける害虫のように安易に駆除してはいけません。また、業者に依頼すればコウモリの駆除後は消毒作業も行ってもらえます。

金額が気になる場合は業者により見積もりだけでも相談が可能です。

コウモリが家の中にいた場合は被害が拡大しないうちに、早めに業者に依頼しましょう。

まとめ

コウモリがお家にいるかどうかの確認方法、掃除・消毒方法についてご紹介しました。コウモリがいる場合の衛生面の注意点についても触れましたが、いかがだったでしょうか。家にコウモリが入ってしまった場合、不衛生になってしまう為、早めに対処する必要があります。掃除・除菌は素人でもできますが、細心の注意が必要です。適切な掃除・除菌と駆除を希望ならコウモリ駆除業者に依頼しましょう。